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Loir › Apple Watch と睡眠

Apple Watch が睡眠計測に加えるもの

ベッドのそばのスマートフォンは、あなたの夜を聞きます。手首の Apple Watch は、あなたの夜を測ります。答える問いが違うので、組み合わせると、どちらか一方では説明できないことが説明できます。

App Store にまもなく登場します

就床 1 時間あたりではなく、睡眠 1 時間あたりで

Apple Watch がないと、アプリは記録を開始してから停止するまでの時間を、そのまま睡眠時間と見なすしかありません。これでは分母がふくらみます。ベッドで本を読んでいた 1 時間があるだけで、1 時間あたりのどの値も実際より良く見えてしまいます。

ヘルスケアからの睡眠ステージがあれば、指数は実際の睡眠 1 時間あたりで計算されます。これは臨床の指数の定義と同じ考え方です。この違いは見た目だけの問題ではありません。寝付くまでに長くかかった夜には、数字が大きく変わることがあります。

  • 睡眠ステージ:コア、深い睡眠、レム、覚醒と、それぞれの時間
  • いつ眠りに入ったか、記録開始から何分後だったか
  • 何回目が覚めたか、夜のうちどれだけが覚醒時間だったか
  • 就床 1 時間あたりではなく、睡眠 1 時間あたりで計算し直した指数

セカンドオピニオンとしての血中酸素

音はひとつの証拠です。血中酸素はもうひとつの証拠で、マイクが聞き取ったものとは独立しています。ある夜に両方が同じ方向を指しているなら、その一致には、どちらか一方だけよりも大きな意味があります。

Apple Watch は睡眠中、連続ではなく一定の間隔で酸素を測るため、個々のイベントは取りこぼします。得意なのは、その夜の全体の形をつかむことです。値が 90% 台後半に落ち着いているのか、90% の線に向かってくり返し下がっているのかがわかります。

行動が変わるのは、やはり寝姿勢

手首の加速度センサーは、仰向けか、横向きか、うつぶせかを推定し、寝返りの回数も数えられます。実際のところ、これが Apple Watch からいびきの記録にもたらされる、いちばん行動につながる情報です。

「夜の 73% を仰向けで過ごしました」という一文には、人が実際に動きます。対処が安上がりで、すぐ試せるからです。アプリの助言も具体的になります。体位の対策は、ご自身の寝姿勢データが裏づけているときにすすめられ、裏づけていないときには出てきません。

夜のあいだの合図と、その上限

朝に報告するのは役に立ちます。夜のあいだに働きかけるのは、それとは別のことです。いびきが続くエピソードに育ったとき、Apple Watch は穏やかな触覚の合図を送れます。完全に目を覚まさせずに、姿勢を変えるきっかけをつくる程度の強さです。

これを誠実なものに保つ仕組みが 2 つあります。ひとつは 1 晩あたりの上限で、一晩じゅう振動し続けることはありません。もうひとつは結果の実測です。Loir は合図の前後の音量を記録し、実際にいくつのエピソードが収まったか、平均何デシベル下がったかを報告します。効いていなければ、数字がそう告げます。

  • 強さは 3 段階。1 晩あたりの回数に上限があります
  • 完全にオフにすることも、いびきだけ、呼吸イベントだけに限定することもできます
  • 介入ごとに、前後の音量を記録します
  • 解消できた割合と平均の低下デシベルを、トレンドに表示します

心拍数、心拍変動、手首の温度

睡眠中の心拍数と心拍変動は、気道についてではなく、回復についての背景情報を与えてくれます。夜間スコアには小さな項目として、小さな上限とともに入ります。大事ではありますが、このアプリが測っている対象そのものではないからです。

手首の温度は絶対値ではなく、ご自身の基準値との差として表示します。絶対値は人によって違うためです。情報になるのは基準値からのずれのほうで、これは体調不良、飲酒、月経周期とともに動きます。

Apple Watch がなくても、すべて動きます

はっきり書いておきます。Loir は音を録音して分析する iPhone のアプリです。いびき、呼吸の停止、咳と寝言の検出、夜間スコア、トレンド、対策、医師向けレポートは、どれも iPhone だけで動きます。

Apple Watch が加えるのは背景情報と、ひとつの働きかけです。Apple Watch のデータが必要なセクションは、データがなければ単に表示されません。測っていないものを測ったかのように見せることはありません。

自動開始も任意です。有効にすると、眠りに入ったと判断した時点で Apple Watch が記録を始めるので、タップを忘れる心配がなくなります。